今回はきだつよしさんへのインタビューの続きをお届けします。物語の鍵を握る新キャラクター・村正についての興味深いお話もありますよ!

−アニメと舞台で、脚本を書くうえでの違いは意識されますか?

舞台ではファンジックなことやSF表現をどうやって演劇表現に置きかえるか苦心するんですが、アニメではそういうことがストレートに表現できるし、しかもそういうのを真剣にやってもぜんぜんおかしくない。照れずにできるというのはありますね。あと、アニメの仕事って芝居よりも作業が分業化されているなあと思いました。僕は今回シリーズ構成として入ったんですが、僕があらすじ、ライターさんが具体的なシーン構成とキャラクターの造作…というカンジで、自分のイメージが他人の手でふくらんでいくのは、おもしろいなあと思いました。

−村正というキャラクターはどんな感じで作られていったんでしょうか

僕は映画の『魔界転生』が大好きで、その中でも沢田研二さんがやった天草四郎がものすごく印象に残ったんです。カーッと笑ったりするだけですごく怖くて。あの不思議なカリスマ性が村正の基本イメージですね。
あともうひとつ、僕、新撰組も好きで、特に沖田総司が大好きなんです。剣がすごく強いんだけど病をわずらっていて少し影があるところとか。その二つの要素が村正のキャラクターのベースになっていますね。

−自分がもつとしたらどの斬魄刀がいいですか?

持つとしたらというか……イメージが浮かぶのはやっぱり村正ですね。自分が書いたからってわけじゃないんですけど、自分がもし特訓したら、生まれてくるのはこいつなんじゃないかって気がします。

−ファンのみなさんへのメッセージを

今回はじめて参加させていただくわけですが、非常に楽しくやらせてもらってます。オリジナルとはいえ、原作の世界観をそこなわぬよう、またその上で斬魄刀異聞篇ならでは見所もありますので、 楽しんでくれれば嬉しいです!

村正や袖白雪に加えて、蛇尾丸や風死たちも参戦してますます目が離せない「斬魄刀異聞篇」、お見逃しなく!
(2009年09月01日)
スタッフインタビュー、今回は工藤さんへのインタビューの後編です! きださんとの意外な接点もうかがうことができました!

−新シリーズの構想を最初に聞いたとき、どう思われましたか?

もともと僕は(新シリーズ構成の)きださんの舞台のファンなんですよ。ヒーローものっぽいというか、熱い感じなんだけど最後は泣かせる、みたいなところがすごく面白くて。なので一緒にお仕事できることになって嬉しかったですね。
これまでBLEACHをやってたスタッフからはなかなか出ないですよね、こういうアイデアは。けっこう原作と絡む内容になるので、大丈夫なのかなと心配してたんですけど、けっこう久保先生も乗り気で。

−新シリーズの鍵を握る「村正」というのはどんなキャラクターなんでしょう?

このキャラクターは斬月と対になるようなイメージなんですね。なのでシルエットは斬月と同じになるようにして、色は正反対の白を基調にしています。
きださんと話したのは、映画『魔界転生』で沢田研二さんがやった天草四郎みたいな感じがいいなと。ああいう独特な妖しい雰囲気のあるキャラクターにしたいと思っています。動かし方も他のキャラクターとはちょっと違う、クセのある動きをさせています。

−最後に、自分で斬魄刀を持つとしたらどれがいいですか?

う〜ん……どれもムリかなあ(笑)。フツーの人間では手に負えないようなヤツらばかりなので。

村正の正体はまだまだ謎に包まれていますが、果たしてどんな活躍を見せてくれるでしょうか。お楽しみに!
(2009年08月18日)
ついにはじまった「斬魄刀異聞篇」、みんな楽しんでくれてますか? さて今回は、阿部監督インタビューの後半をお届けします!

−今回のシリーズでは斬魄刀たちが人間の姿で登場しますが、そのイメージはどんな風に作られていったんでしょうか?

斬魄刀たちに関しては、久保先生としては自分でデザインするよりも(キャラクターデザインの)工藤の絵で見たいという話がありまして、工藤と先生が膝突き合わせてデザインしていきました。蛇尾丸なんかはもともと先生の中でこういうイメージが決まってたらしいんですけど。

−けっこう意外な姿の斬魄刀も多いですよね。

そうですね。死神たちも自分の斬魄刀がこういう形になるというのははじめて知るので、かなり驚くことになります。そういう死神と斬魄刀とのやりとりなんかも、このシリーズの面白いところだと思います。あと、斬魄刀が敵になるということで、死神たちは始解や卍解といった力が使えなくなるわけです。そこで戦い方もこれまでとはだいぶ変わったものになるので、そのあたりも楽しみにしてほしいですね。



−自分が持つとしたら、どの斬魄刀がいいですか?

うーん、今回あんまり出番ないかもしれないんだけど、マユリの疋殺地蔵とかいいかな。けっこうかわいくて(笑)。

−それでは最後に、ファンのみなさんにメッセージを。

今回は斬魄刀が新しいキャラクターとしてがいっぱい出てきます。それらと死神たちの関係がどうなっていくのか、そして彼らが今回のシリーズの背景にある大きな秘密とどう関わっていくのか、そういったところを注目してもらえればと思っています。
BLEACHらしさを活かしつつ、しかしこれまでとは違うものを作っていきたいと思っているので、期待して待っていてください。

敵に回った斬魄刀と死神たちの関係、いったいどうなるのか気になるところですね。そして、「かわいい」疋殺地蔵の活躍にも期待です!
(2009年08月04日)
待望のオリジナルシリーズ「斬魄刀異聞篇」がついに本日スタート!
平穏な瀞霊廷で、死神たちに緊急召集がかかる。だがそこに村正と名乗る謎の男が現れ、死神たちに宣戦布告! すると斬魄刀たちが次々と人間体になり、死神に襲い掛かってきた……!
人間体となった斬魄刀たちが、初回からいきなり勢ぞろいです。その姿については「キャラクター大百科」でもまとめて紹介していますのでこちらもチェックしてくださいね! (キャラクター大百科はこちら)
彼らが死神たちに戦いを挑む理由とは? そして村正の目的とは……?
これからの展開にご注目ください!
(2009年07月28日)


スタッフインタビュー三人目は、シリーズ構成のきだつよしさん! 気になるストーリーについてうかがってみました!
−BLEACHに参加されるのは今回がはじめてとのことですが、どういったきっかけで?

僕は「TEAM 発砲・B・ZIN」っていう自分の劇団で脚本や演出をやっていたんですけど(劇団は2年前解散)、その劇団がアクション・コメディ・ファンタジーっていうのを売り物にしていて、そこからアニメやヒーローもののテレビ番組などの仕事もさせてもらうようになりました。ぴえろさんとのお付き合いは「忍者イリュージョンNARUTO-ナルト-」という舞台の脚本・演出をやらせていただいたのがきっかけで、今回BLEACHのオリジナルシリーズをやるにあたって、お誘いをいただいたんです。

−斬魄刀が人間になって死神と戦うという話は、きださんのアイデアとのことですが

原作物のオリジナルをやるときに、どの程度どうオリジナルにするかというのはとても重要だと思うんですよ。僕もアニメや漫画は好きですけど、原作とオリジナルがただのパラレルではなく、どこか地続きであって欲しいなと思うんですよね。それで、オリジナルといいつつも、すでにあるキャラクターを活かして物語が作れないかなと考えたら、ああ、斬魄刀っていうのがあるじゃないかと。とっかかりとして、原作ファンの方も感情移入しやすいものになったかなと思います。

−どんなストーリーになるんでしょうか?

オリジナルの話なんですけど、かなりBLEACHらしい話になってると思います。原作の魂を受け継いでどう広げるかというのが僕の仕事だと思ってるんで。完全オリジナルストーリーっていうよりは、番外編の豪華版みたいな感じですね。たくさんのキャラクターがずらっと登場して、お祭りみたいな楽しい感じになってるんじゃないかと思います。
物語としてはかなり波乱万丈ですよ。今は大詰めの部分の脚本を書いてるんですが、密度がハンパじゃないので、いつもの分量じゃまとまらなくなってきて大変です(笑)
きださんはブログも書かれてるとのことですので、こちらもチェックしてみてください!
→きだつよしブログ

かなり濃いストーリーになりそうな「斬魄刀異聞篇」、来週からいよいよスタートです! 
(2009年07月21日)

これが村正だ!

新シリーズの詳細がついに明らかになりました!
新シリーズのタイトルは「斬魄刀異聞篇」、7/28(火)スタートです!
その物語の鍵を握るのが謎の男・村正。彼は「斬魄刀が死神を屈服させる」と宣言し、斬魄刀たちを味方につけて死神たちに襲いかかります! 果たして彼の目的は? そしてその正体は……?

さらに、斬魄刀たちが人間体になって登場することも明らかに! 個性あふれる斬魄刀たちが、どんな姿や性格で現れるのか、楽しみにしてください! 中には予想もつかないような意外な変化を遂げた斬魄刀もいるとか!?

そして、村正や斬魄刀たちのキャストも発表になりました! この豪華な顔触れから、どんなキャラクターになるのか、いろいろ想像してみてください!

キャスト
村正:中村悠一
袖白雪:園崎未恵
雀蜂:辻あゆみ
千本桜:平川大輔
花天狂骨:藤村歩
双魚理:嶋村侑
飛梅:藤村歩
蛇尾丸(猿):斎賀みつき
蛇尾丸(蛇):真田アサミ
風死:谷山紀章
灰猫:たかはし智秋
鬼灯丸:武虎
瑠璃色孔雀:寺島拓篤

(2009年07月06日)


スタッフインタビュー、二人目として登場していただくのは、キャラクターデザイン・作画監督の工藤さん! 具現化した斬魄刀のデザインについてうかがってみました!

−斬魄刀の具現化のデザインは、どのように進められたのでしょうか?



シリーズ全体の構成がある程度できた段階で、一度久保先生に内容を説明しに行って、その次の日に一緒に晩ごはんを食べることになったんですけど……そのまま次の日の朝まで、斬魄刀についてああでもないこうでもないと、徹夜でずっと(笑) 久保先生の中でもイメージが固まっているものとそうじゃないのがあって、二人でいろいろ調べたりしながら、ひとつずつ詰めていきました。
そこで出来上がったイメージをもとに絵を起こしていったんですが、数が多いのでけっこう時間がかかりましたね。どれも描くのが大変なキャラクターになっちゃって、自分でも少しやり過ぎたかなと思ってるんですけど。現場からはひんしゅく買ってます(笑)
あと、キャラクターによっては動きもちょっと変わった感じにしてるので、絵だけで見るのとはまた違ったイメージになると思いますよ。

−今回のシリーズの見どころは?

原作では最近あまりやってないことを積極的にやっていきたいなと思ってます。一護と、斬月や白一護の関係の話だとか。死神と斬魄刀の掛け合いなんかも面白くなると思いますよ。

 アニメーターさんたちも悲鳴を上げるほどの気合の入った斬魄刀のデザイン、いったいどんなものになってるんでしょう!? うーん、気になる! 
(2009年06月30日)


さて、今回は斬魄刀の「解放」についての解説です。
ほとんどの斬魄刀は、普段はその能力を封印されていて、形もごく普通の刀のようになっています。この封印を解き、その斬魄刀本来の姿に変形させることを、斬魄刀の「解放」と言います。
この「解放」には二つの段階があります。その一つ目は始解。自身の斬魄刀との「対話」と「同調」によってその名を知ることで可能となります。ただし一護の斬月のように、常時解放されたままの斬魄刀も稀に存在します。
そして二つ目の段階が卍解です。同じ斬魄刀でも始解状態と卍解状態では戦闘能力が5倍から10倍は違うとされています。しかしこれを可能とするためには斬魄刀の本体を「具象化」および「屈服」させることが必要であり、そこに至るまでには、才能のある者でも十年以上の鍛錬が必要と言われます。それだけに、卍解を習得しているというのは、それだけで死神の中でもトップクラスの実力を持っていることの証しと言えるでしょう。

(2009年06月23日)


まだまだ謎に包まれている新章の内容。今回はそれを少しでも探り出すべく、阿部記之監督に直撃インタビューを敢行してきました!

−今回のオリジナルストーリーは、どういった経緯で生まれたんでしょうか?

オリジナルシリーズも三回目ということで、何か新しいものがほしいよねということをプロデューサーと話をしていたんですよ。それで、これまでBLEACHをやってない人に構成をやってもらおうということになって、今回はきだつよしさんという方にお願いしたんです。
それで、きださんからいくつかアイデアをいただいて原作サイドと話し合ったんですけど、その中で「死神と斬魄刀が戦う」というアイデアを久保先生がすごく気に入ってくださったんですね。僕らとしては最初、具現化した斬魄刀を登場させるって言っても、そんなに数は出せないだろうって考えていたんですよ。でも久保先生が「どうせやるなら、もういっそ全部具現化させよう」って言ってくださって、そこからどんどん話が膨らんでいったって感じですね。

−構成を担当されたきださんはどんな方ですか?

主には舞台の脚本や演出をやられている方なんですが、もともとアニメや漫画が好きだそうで、ぜんぜん違和感なくやれていますね。ものすごく幅の広い方なんですよ。しかもご自分で舞台にもご出演されていて、演出的な見せ場などもきちんと分かってくださるので、非常に助かってます(笑)

−新シリーズに対するスタッフの反応はどうでしょう

今回は新キャラクターがいっぱい出るので、大変な部分も多いんですよ。でもやはりみんな、常にこれまでとは違うものを求めてやっているので、けっこう張り切っているみたいです。やりがいはありますよね。

−今回のシリーズで特に挑戦したいところは?

このシリーズに限ったことではないですけど、力を入れたいのはやはり、キャラクターの見せ方ですよね。BLEACHはなんといっても、キャラクターの魅力によって話が進んでいく作品なので。その魅力を今まで以上に見せていきたいですね。格好良く、面白く。
むむむ、かなりの数の斬魄刀が具現化するみたいですね。他にも興味深いお話をいろいろ伺ったんですが、まだオフレコな部分も多いとのことで続きは後日お届けします! お楽しみに!
(2009年06月16日)


夏からはじまる新章では、斬魄刀の存在が大きくクローズアップされるようです。
そこで今回は「斬魄刀とは一体何なのか?」を改めて解説しちゃいますねっ。

そもそも斬魄刀とは死神の持つ刀であり、死神が生まれると共に生まれ、死神が死するときに消えていく…それが斬魄刀です。
死神は斬魄刀を「屈服」させることで斬魄刀の力を得、それは個々の死神の能力に合わせてさまざな姿に変化します。
ただし「屈服」と言っても、その関係は一護と斬月、恋次と蛇尾丸のように対話し、お互いの心を通わせあうことで新しい力を得ていくものであり、そこには固い絆が存在します。
つまり死神と斬魄刀は切っても切れない関係にあるのです。

どんな斬魄刀があるのかは「BLEACHキャラ大百科」でこれから数回に分けて紹介していきますので、チェックしてくださいねっ!
今回は一番隊と二番隊の各隊長と副隊長の斬魄刀の紹介です。

そして新章では、ここで紹介しているのとはまったく違う姿で現れるんだとか……
いったい、どんな風になるんでしょうね? 今から楽しみです!

(2009年06月09日)
破面たちとの激闘が続くアニメ版『BLEACH』ですが、この夏から新シリーズに突入することが判明しました!
今度の敵はなんと斬魄刀! 斬魄刀たちが実体化して反乱を起こし、死神たちと戦うのです!
いったい斬魄刀たちはどんな姿で現れるのか、そして死神たちはそれとどう戦うのか……!?
今はまだ、すべてが謎に包まれています。しかし! このボク、技術開発局局員・壺府リンが、このコーナーでその秘密を次々と明らかにしていきます! スタッフのみなさんへのインタビューなど、ここだけの情報も盛りだくさんでお送りする予定なので、ご期待ください!
ボクの斬魄刀の正体もついに明らかに!……なるといいなぁ……。
(2009年06月08日)